自動車用非鉱油系ブレーキ液

種類
種類 記号
3種 BF-3
4種 BF-4
5種 BF-5
6種 BF-6


品質
項目 種類 試験項目番号
3種 4種 5種 6種
平衡環流沸点 ℃ 205以上 230以上 260以上 250以上 8.1
ウエット沸点 ℃ 140以上 155以上 180以上 165以上 8.2
動粘度 mm^2/s (-40℃) 1500以下 750以下 8.3
(100℃) 1.5以上
PH値(23±5℃) 7.0~11.5 8.4
安定性 高温安定性 [180±2℃ 120±5min] 沸点変化は5℃以内とする。 ※1 8.5
化学安定性 沸点変化は5℃以内とする。 ※1
金属腐食性
[100±2℃ 120±2h]
金属試験片の状態 質量の変化 mg/cm^2 ぶりき ±0.20 8.6
±0.20
アルミニウム ±0.20
鋳鉄 ±0.20
黄銅 ±0.20
±0.20
外観 試験片と試験片との接触部分以外に、目視によって認めることがで
きる程度の表面腐食がない。ただし、汚れ及び変色は差し支えない
標準SBRカップの状態 ベースの直径増加量 mm 1.40以下
硬さの変化量 0~-15
体積の増加率 % 16.0以下
外観 形状及び表面状態に著しい変化がない。 ※2
液の性状 外観 室温でゼリー状にならない。また、結晶性物質の生成がない ※3
沈殿量 体積分率 % 0.10以下
PH値(23±5℃) 7.0~11.5
耐寒性 [-40±2℃ 144±4h] 外観 透明かつ均一で、沈殿がない 8.7
空気泡が液面に到達するまでの時間 s 10以下
[-50±2℃ 6h±12min] 外観 透明かつ均一で、沈殿がない
空気泡が液面に到達するまでの時間 s 35以下
水許容性 [-40±2℃ 22±2h] 外観 透明かつ均一で、沈殿がない 8.8
空気泡が液面に到達するまでの時間 s 10以下
[60±2℃ 22±2h] 外観 透明かつ均一である。
沈殿量 体積分率 % 0.05以下
混合性 [-40±2℃ 22±2h] 外観 透明かつ均一で、沈殿がない 8.9
[0±2℃ 22±2h] 外観 透明かつ均一である。
沈殿量 体積分率 % 0.05以下
抗酸化性 質量の変化 mg/cm^2 アルミニウム ±0.05 8.10
鋳鉄 ±0.30
外観 錫箔との接触部以外に、目視によって認めることができる程度の表
面腐食がない。ただし、汚れ及び変色は差し支えない。また、錫箔と
の接触部以外の表面にガム状物質が付着していない。
ゴム膨張性 標準SBRカップ
[120±2℃ 70±2h]
ベースの直径増加量 mm 0.15~1.40 8.11
硬さの変化量 0~-15
体積の増加率 % 1.0~16.0
外観 形状及び表面状態に著しい変化がない。 ※2
標準EPDM試験片
[120±2℃ 70±2h]
硬さの変化量 0~-15
体積の増加率 % 0.0~10.0
外観 形状及び表面状態に著しい変化がない。 ※2
ストローキング性能(規定) 付属書1表1による 付属書1
※1 ここでいう沸点とは平衡環流沸点をいう。
※2 表面状態の著しい変化とは、ねばつき、膨れ及び崩壊をいう。
※3 結晶性物質が、ガラス瓶の壁及び金属試験片の表面に付着していないことを確認する。


付属書1表1 ストローキング性能
項目 種類
3種 4種 5種 6種
ストローキング性能
[8500ストローク 120±5℃ 7.0±0.3MPa]
金属部品の状態 シリンダ及びピストンの作動状態 固着及び作動不良がない。
付着物の状態 ガム状及び研磨性のものでなく、エタノールを浸した布で容易にふき取
ることができる。
表面の状態 目視によって認めることができる程度の表面腐食がない。
シリンダの内径及びピストンの外形の変化 mm 0.13以下
標準SBRカップの状態 ベース直径の増加量 mm 0.90以下
リップ直径のしめしろの変化率 % 65以下
硬さの変化量 0~-15 ただし、-17以上の変化のものが2個以上ない。
外観 作動状態の異常を引き起こすようなねばつき、スカッフィング、き裂、か
じり及び変形がない。
液の状態 24000ストロークごとの損失量 mL 36以下
100ストローク追加して作動したときの損失量 mL 36以下
外観 作動状態の異常を引き起こすようなスラッジ、ゲル状物質、ざらざらした
砂状物質及び研磨性物質がない。
沈殿量 体積分率 % 1.5以下

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